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フリーソフトです。ご利用は自己責任で。
最新版: v1.3 ('05/4/27) 1.7MB
前バージョンからの変更点:
  • 毎度のことで恐縮ですが、バージョンアップしたらファイアウォールの警告が出るかもしれません。「ブロックを解除する」等を押してやってください。また、バージョンアップ後の最初の起動時は動作が重いかもしれません。再起動すると改善されることが多いようです。
  • ダービータイム』で背景が黒くなるという(元々のブラウザの)現象に対応。
    (実はv1.0で搭載した「背景色が指定されてないときは薄いグレーにする」機能が偶然うまく働いてたんですが、一部塗り損ねるページがあったので、よりちゃんと塗るようにしました)
  • 起動オプション -log を新設。httPSPはアクセス記録をaccesslog.txtというファイルに書き出してましたが、今後は明示的にこのオプションを指定しない限り書き出しません。設定画面からも設定できます。
過去のバージョンと改版履歴

判明している不具合/今後の更新予定

【対応予定】
  • 今後のバージョンアップはありません。ちゃんとしたブラウザをご希望の方は、PSP本体のシステムソフトウェアのバージョン2.00以上に搭載されている純正ブラウザをお使いください。
【対応しません】
  • 『ワイプアウト』『ダービータイム』本来のダウンロードサイトにはアクセスできないようにしてあります。万が一httPSP経由でダウンロードしたデータが破損してたりしたらマズイからです。ダウンロードしたい場合は、PSP本体の接続設定でプロキシを切って普通に接続してください。
【対応ずみ】
  • 『ワイプアウト』では、PSP本体ファームのバージョンが1.5だと、フォームの入力欄で日本語入力できません。むりやりソフトウェアキーボード的なものを実装してみたのでお試しください。『ダービー』では1.5でも日本語入力が可能です。

httPSPを利用するのに必要なもの

【必要な機器】
【典型的な接続構成】
想定しているPC・PSP・無線機器の構成は以下のような感じです。(httPSPは図の「PC」で稼動させます)

a) 無線機能を持つルータに、PSPとPCをつなぐ場合:
無線ルータの接続構成例
ルータとPCの間にハブがあっても構いません。
PCとルータの間は無線でも有線でも原理的にはOKですが、有線のほうが問題がおきにくいようです。

b) ルータと無線アクセスポイントが別々の場合:
無線アクセスポイントの接続構成例
PCは無線でアクセスポイントにつないでもいいし、有線でルータにつないでもかまいません。途中にハブを介しても大丈夫です。

httPSPが動作するPC環境

【対応OS】
Windows XPだったらProでもHomeでも動くと思います。Win2000も大丈夫かも。
とりあえず XP Home(SP2) と XP Pro(SP1) で動作確認しています。
(Windows Server 2003でも動作するとのご報告をユーザさんからいただいています)

Win9x/Meはダメっぽいです。PCの要らないhttPSP:beyondのほうをご利用ください。 beyondはサービス終了しました。

【マシンスペック】
Windowsが動けばhttPSPは使用可能ですが、それなりに性能のあるマシンが望ましいです。
おそらくCPU=ギガヘルツクラス、メモリ=384MB以上、くらいあるとだいぶ快適に使えます。

使用前の準備

【PSP側の準備】
PSPで無線LANのネットワーク機能が正常に利用できることを確認しておいてください。
(正常に接続できるような接続設定を作っておき、接続できることを確認してください)
→詳しくは接続設定
【PC側の準備】
インターネットに接続されていれば、基本的に問題ありません。
(接続形態は無線でも有線でも構いませんが、有線のほうがトラブルがおきにくいようです)

httPSPのインストール/アンインストール

ファイルをダウンロードしたら、適当なフォルダに展開してください。インストーラはありません。
アンインストールするときは、そのフォルダごとを削除するだけです。レジストリは使用しません。

使い方

  1. httPSP.exeをダブルクリックなどして実行します。
    初めて起動するときにファイアウォール等から警告が出るかもしれません。そのときは「ブロックを解除する」等を選んで通信を許可してやってください。
    (ファイアウォール等によっては、あらかじめポートをあけておく必要があるかもしれません。デフォルトではTCPの8080番ポートを使用します)
  2. “コンソールウィンドウ”が開いて、IPアドレスとポート番号が表示されます。
    PSPのネットワーク接続設定の「プロキシ」の欄に、上記IPアドレスとポート番号を設定します。
  3. PSPソフトからネットワークに接続すると、ブラウザが利用可能になります。ブラウザ使用中は、コンソールウィンドウを閉じたり、PCを終了したりしないでください。邪魔だったら最小化しておいてください。
    【ネットワーク接続方法】
     『ワイプ』:メインメニュー→オンライン
     『ダービー』:予想モード→△→競馬予想
  4. ブラウザを使用終了したら、コンソールウィンドウを閉じても大丈夫です。ウィンドウ右上の×ボタンをクリックで終了です。

起動オプション

起動時にオプションを指定することができます。

httPSP.exe [ポート番号] [オプション]

【ポート番号】
PSPからの接続を待ち受けるポート番号を変更できます。指定しない場合のデフォルトは8080番を使用します。

【半角カナ文字化け抑止】-fixkana
元のブラウザには、半角カタカナが文字化けするバグがあります。
-fixkana オプションを指定すると、文字化けを修正します。

【むりやりソフトウェアキーボード】-kbd
『ワイプアウト』のブラウザは、PSP本体のファームウェアのバージョンが1.5以上の場合、フォーム入力欄で日本語入力ができないという仕様になっています。
-kbd オプションを指定すると、むりやりソフトウェアキーボードを使えるようにします。詳しくは むりやりソフトウェアキーボード をご参照ください。

【PSP以外からの接続を拒否】-psponly
『ワイプ』『ダービー』以外からの接続を拒否します。外部に公開されているPCでhttPSPを走らせるときはこのオプションを指定しておくと、よからぬ人に踏み台にされる可能性が少しは減ります。
細かい話をすると、リクエストヘッダのUser-Agent見て適宜403 Forbiddenを返してるだけなので、セキュリティ的には「ないよりはマシ」程度です。過信しないでくださいね。

【アクセスログを記録】-log
アクセス記録を httPSP.exe のあるフォルダの accesslog.txt というファイルに書き出します。主にデバッグ用途です。

オプション:むりやりソフトウェアキーボード

『ワイプアウト』では、PSP本体のシステムソフトウェアが1.0でないと、フォームの入力欄で日本語の入力ができないみたいなのです(『ダービー』は大丈夫)。しかも、いちどバージョンを上げてしまうと(あるいは工場出荷時に既に1.5以上になっていると)、1.0に戻す方法はないようなのです。
「なるほどシステムのバージョンが上がったせいで、ソフトウェアキーボード呼び出しAPIに仕様変更があったに違いない!」と考えたものの、HTMLやJavaScriptをいくら駆使してもシステムのAPIなど叩けるはずもなく…。

そこで、HTML+JavaScriptで強引にソフトウェアキーボードを作って暴力的に実装してしまいました。変換辞書を持つのはさすがに大変なんで、日本語(ひらがな・カタカナ)が入力できるのみですが、まぁないよりはマシということで。
現在、この機能はものすごくβ版です。突然PSPがフリーズしたり電源が切れたり、場合によっては予想外の文言がサーバーに送信されてしまう可能性が全くないとも言い切れないことをご承知ください。(変なJavaScript喰わせると電源落ちるんですよ。驚きました)

さて、使い方ですが、デフォルトではオフにしてあります(httPSP側から本体が1.0か1.5か判別する方法がわからないので)。httPSPを起動するときに -kbd オプションをつけてください。
この状態で、入力欄にフォーカス合わせて○ボタンを押すと、なんかキーボードっぽいものが現れます。
むりやりソフトウェアキーボード
あとは…察してください。「字種」を押すと「ひらがな→カタカナ→英数記号」の順に切り替わります。
「完了」を押すと、キーボード出現前の画面に戻ります。多分。

現状判明してる問題:
  • 漢字変換はできません。
  • ○以外のボタンは使えません。
  • 画面がちらつきます。
  • たまに予想外の動作をします。
  • ボタンを押しても反応がないことがあります。ゆっくりもう一度押してやってください。
  • UTF-8のページには未対応です。(Shift_JIS・EUC-JP・ISO-2022-JPには一応対応してるつもり)
  • ページの文字コード判別に失敗すると画面表示が壊れます。
  • 入力欄に何文字まで入るのか判っていません。長い文章を入れる場合、唐突に消失したりフリーズしたりしても怒らないでください。
  • キーの配置順は仮です。英数字はシステムのキーボードに任せて、もっと記号類を増やそうかなあ。
  • 「改行」が期待された改行コードを送出してるとは限りません。
  • -kbdオプションなしで実行したときよりページ表示が多少重くなります。
  • ボタンを連打すると動作が怪しくなります。
  • 元のページにあったJavaScriptの関数名や変数名と、httPSPが定義する名前が偶然バッティングすると、動作がおかしくなります。そうそう重ならないと思いますが。
  • このソフトウェアキーボードの入力欄の上で○を押すと、システムのソフトウェアキーボードが立ち上がります。ただ、動作が不安定になるのでやめといたほうがよいかも。また、入力後は、ご面倒ですが「完了」を押さないとちゃんと反映されないのでご注意ください。
  • まだありそう。
  • 濁点・半濁点の処理がいくらなんでもおざなりです。v1.2で修正
  • カーソルは点滅するはずなんですが、どうもバッテリーが減ってくると変な挙動を示します。ブラウザ(httPSP)側ではバッテリー残量取得する方法なんてないし…困った。v1.2で対応できた…かな?(自信なし)
解決可能な問題は頑張って取り組みますが、手出しのしようがないものもありますので、そこは大目にみてください。 今後httPSPに手を入れることはありませんので、PSP本体搭載の標準ブラウザを利用されることをお奨めします。

PSPとPCを離して使う(ネットワーク的に)

然るべき設定をしておけば、「自宅サーバでhttPSPを実行しておいて、外出先(無線LANの使える職場とか喫茶店とか)からhttPSP経由でWebアクセス」というようなことも不可能ではありません。
httPSPはつまるところhttp proxyなので、「PSPからhttPSPにhttpが通ればいい」のです。ルータなりファイアウォールなりをそのように設定してください。
※「意味が解らない」「やり方を教えてほしい」といった質問はサポートできませんのでご諒承ください。そういう設定をすることのセキュリティ的なリスクを理解して行なってください。httPSPはまだどんなDoS攻撃にも耐えられるというわけではないですし、セキュリティホールが発見される可能性もないとは言い切れません。

デフォルトの8080番ポートのままだとプロキシだとバレバレですので、ポート番号は変えておいたほうがいいかもしれないです。