というわけで発表されましたZERO3[es]後継機。
ウィルコム公式
シャープ公式
質感みたいなものは実物を見てみないことには何とも言えませんが、スペック表を見る限りでは、前回書いていた私のニーズにはほぼドンピシャ。
●解像度は800x480のWVGA
●片手でもテンキーで文字入力ができる
●無線LANとPHS両対応
音声通話機能とかカメラとか赤外線とか、いらないモノもいろいろ付いてますが、まあ妥協範囲内。
無線LANが11bだけでなく11g(最大54Mbps)にも対応してるのは嬉しい限り。
PHSのほうの通信速度はW-OAMの4xパケット=最大204kbpsですが、ITmediaの記事には「2007年度中に800Kbpsでの提供を予定するPHS高度化規格W-OAMに対応し」とあるので、高速化を期待していいのかもしれません。
ただ、800kbpsというのは「8x+W-OAM typeG+光回線」のときのスループットなのですが(Wikipediaより)、この新[es]のスペック表では8xに対応していないのが気がかりなところ。単に8xのW-SIMがまだ出てないから、という意味ならいいんですが。仮に4xまでしか対応してないとなると、光で400kbps、ISDNなら256kbpsまでに制限されることになります。
そしてやっぱり悩ましいのがEM-ONE。
ハードウェア的には新[es]のが魅力なんですが、コストパフォーマンスを比べると...。
新[es] | EM-ONE | |
---|---|---|
初期費用 | ¥29,800 | ¥39,800 |
月額費用 | ¥3,950~¥6,700 | ¥5,980 |
通信速度 | 204kbps | 3.6Mbps |
※新[es]は定額プラン+データ定額。EM-ONEはデータプラン[にねん]。
...イー・モバイル(EM)の圏内だったら、わざわざEM以外を選ぶ理由がないような気さえしてきます。
ウィルコムの月額料金は2段階定額なので幅がありますが、たとえば私の先月の使用パケットは約25万パケットでした。主にiアプリブラウザでの通信です。ウィルコムで25万パケットだと、だいたい¥5,500くらい。EMよりはちょっぴり安いですが、その代わり通信速度が理論値で18分の1。実質でも7倍くらいの開きがあるようです。
(EM-ONE≒1Mbps弱、W-OAM≒160kbpsとして計算。EM-ONEはマシンスペックがボトルネックになっているらしく、実際の回線速度は2Mbpsくらい出るそうです)
というか、いま使ってるFOMAが384kbpsなので、[es]に乗り換えたらその半分になるのか...と思うと、ちょっと複雑な気分。
イー・モバイルが[es]みたいな端末を出してくれるか、ウィルコムがもっとお得な料金プランを出してくれるかすれば、スパッと決断できるのになー。それかbitWarp版の新[es]出ないかなあ...。
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