いよいよ明日ごろ発売の『PSP Hacks』(オライリー)、内容をご紹介するついでに、本書には収録されてない「ちょっとしたhack」をオマケする企画がスタートです。何回つづくかわかりませんが。
もともとは北米で発売された『PSP Hacks』ですが、日本語版はただ翻訳しただけではありません。
PSPは何ヶ月かおきにシステムソフトウェアのバージョンアップが公開され、次々と新機能が追加されています。そこで日本語版では、原書が執筆されたときには存在しなかった新機能に関するhackを新規に書き下ろしで追加しています。
新機能いろいろありますよ。ロケーションフリー(hack#35,#36)、RSSチャンネル(hack#48)、Windows Media Audio再生(hack#10)、etc…。
極めつけはやっぱり、「YouTubeの動画をPSPで見る」(hack#50)でしょうか。
さらに、日本独自のサービスに関しても触れています。PlayStation Spot(hack#44)、ゲーム体験版のネット配信(hack#43)、PortableTV(hack#43)、日本独自の公衆無線LANサービス(hack#11)、etc。
原書を読まれた方にもお奨めできる1冊です。
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さて、今日のプチhackは「液晶保護フィルターをキレイに貼る方法」です。PSPだけでなく、DSでも携帯電話でも通用するテクニックなので、ご存知の方も多いと思いますが…。
市販の液晶保護フィルターの多くは「貼ってはがせるタイプ」なので、失敗しても貼りなおしは可能です。でも大抵、貼りなおすたびに気泡が増えて、ますます悲惨になることが多いんじゃないでしょうか。
気泡の原因の大半は、ゴミやホコリです。なので、ホコリのない環境で、ホコリをなくして貼れば、キレイに貼れるのです。
「ホコリのない環境」を手っ取り早く作るには、バスルームがオススメです。シャワーを使った直後だと、目に見えるようなホコリは空気中にほとんど存在しません。ただし湯気が立ってる状態だと水滴がつくので、冷水を空中にシャワーしたりして室温を下げましょう。
PSPの液晶画面は、「不織布」のメガネ拭きなどで拭いて油分などを取っておきましょう。ティッシュやタオル、ハンカチなどの布だとホコリ(ケバ)がついてしまうのでオススメできません。
画面表面についた細かいホコリを取るには、セロテープが最適です。100円ショップで売ってる安い中国製のテープだと、糊が残ることもあるので、ちょっと質の良いテープを使ったほうがよいかもしれません。ガムテープとかも糊が残るので避けましょう。
貼るのに失敗したフィルターもホコリがついてるでしょうから、セロテープでペタペタ取りましょう。
そしたら後は慎重に貼るだけです。貼って気泡ができるようだったら、そこを凝視してみてください。大抵はホコリが残ってるので、セロテープで液晶とフィルターをペタペタ。これを繰り返します。手の油がつかないよう、薄手のビニール手袋をして作業するのも良案です。出費がイヤなら、セロテープを指に巻いておくだけでも可でしょう。
風呂場で作業する場合、うっかり落っことすとかなり悲しいことになるので、バスタオルなどを敷いておくと安心です。でもバスタオルからもケバが出るので要注意。
PSP本体にストラップを取り付けて、ストラップを手首に通しておくと、手が滑ってもPSPが床に落ちることはないので非常に安心できます。
ただ、PSPの液晶ガラスはかなり丈夫なので、液晶保護フィルターはあんまりいらないかもしれません。移動時、特にカバンに入れて持ち歩くときはポーチに入れるようにすれば、気になるようなキズはつかないと思います。(バリューパック同梱の安いケースで充分)
DSみたいにタッチペンで液晶画面を突っついたり引っかいたりするようだと、保護フィルターはあったほうがいいんですけど。
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――書いてみたらけっこうな文量になりましたね。本に載せることを考えればよかったなぁ…。