2007年6月アーカイブ

mylo試してみました

mylo 唐突にmyloを入手してみました。ソニーがWeb限定で売ってる「パーソナルコミュニケーター」なる機械です。基本スペックは、こんな感じ。

●320x240(QVGA)2.4型液晶
●WebブラウザはOpera搭載
●スライド式QWERTYキーボード搭載
●通信手段は無線LAN(802.11b)
●Skypeの音声通話・テキストチャットが可能
(詳しくは公式サイト参照されたし)

他にも内蔵メモリー1GB、音楽再生、動画(MPEG4)再生などもありますが、結局のところ、どういうシチュエーションで何に使えばいいのか、イマイチ難しい端末です。ソニースタイル限定で39,800円で販売中。中身を考えると仕方ないのかもしれませんが、ちょっと強気なお値段です。色は黒と白。

※画像をクリックするとソニースタイルのページに飛びます

EM・ONEは[es]より遅い!?

先日「新[es]いいな~、でも通信速度考えるとな~」というような記事を書いたんですが、ITpro(日経BP)に興味深い記事が出てました。

下りの実測通信速度は、やはり6~7倍くらいのいかんともしがたい差が出てます(旧[es]=70kbps程度、EM・ONE=500Kbps弱)。
しかし一方で、実際にブラウザで特定のページを見た場合には旧[es]=26秒、EM・ONE=29秒とむしろ逆転していて、必ずしも「EM・ONEが速い」とは言えない結果になってるのが面白い。

ただ、EM・ONEのほうが遅い原因が、もし仮に「EM・ONEのが画面が大きいから(旧[es]=640x480、EM・ONE=800x480)」だとすると、新[es]はEM・ONEと同じ画面サイズですから、新[es]とEM・ONEではどちらが有利かはわかりません。(ちなみに新[es]とEM・ONEはCPUも全く同じPXA270の520MHz)
あとブラウザソフトのInternet Explorer Mobileがボトルネックになっていて、Operaだったらもっと通信速度に比例した結果が出る...という可能性もあります。

というわけで単純に喜ぶわけにはいかなそうですが、でも、「ブラウザ利用に関しては、EM・ONEと比べても[es]は圧倒的に通信が遅いわけではなさそう」っていうのは、「新[es]いいかも! でも通信速度が...」と考えてるヒト(私とか)にはちょっと嬉しい情報です。

先日の記事でニンテンドーDSの試遊機&体験版配信機「DSステーション」の設置店舗数が1,007店、と書きました。
でもコレ、実は何店舗あるかは任天堂の公式サイトには書かれてません。設置店舗のリストがあるだけです。
かと言って、1,000を超える店舗数をいちいち数えてたらたまりません。そこで店舗数を数えるワンライナー(1行スクリプト)を書いたので、ついでに貼っておきます。ご自由にお使いください。ただし「使い方がわかんない」等のサポートはしませんのでよろしく。

ruby -ropen-uri -Ks -e 's=0;1.upto(47){|i|open("http://www.nintendo.co.jp/ds/ds_station/shop/%02d.html"%[i]){|f|a=0;f.each{|l|/<TITLE>(.+?)</=~l&&printf("%-8s",$1);/<TD CLASS="tenpo_n">/=~l&&a+=1};puts"%4d"%[a];s+=a}};puts "-"*12,"TOTAL   #{s}"'

実行するたびに、任天堂のサイトから全都道府県ぶん、47個のファイルを一気に取得します。あんまりガシガシ実行すると任天堂のサイトに迷惑かけるので、ご利用はほどほどに。
ちなみに出力はShift_JISです。

いま実行したら1,020店でした。前回の記事を書いた10日前から13店も増えてる。

JTV-100-F-PJ

「アナログ映像入力をMPEG2に変換してHTTPに乗せちゃう」という、カノープス「DNT-888L」。このブログではDNT-888Lかなり面白いよという記事を書いてきたんですが(その1その2)、強力なライバルが出現しました…!
その名もエバーグリーン(上海問屋)のJTV-100-F-PJ!!

使い方のサポートなし、マニュアルは英語、保証は2週間、というマニア向け製品ですが、それゆえのメリットがありそうです。
仕様をDNT-888Lと比べてみると…。

DNT-888LJTV-100-F-PJ
アンテナ入力地上波アナログ地上波アナログ
ビデオ入力2系統
コンポジット(赤白黄)
Sビデオ
コンポーネント
1系統
コンポジット(赤白黄)のみ
映像コーデックMPEG2
最大720x480/8Mbps
MPEG4
最大640x480/1800kbps
音声コーデックMPEG1 Layer2G.726 (※)
赤外線リモコン機能IN/OUTとも可非対応?
※G.726というのは、いわゆるADPCM。MPEG4+G.726の組み合わせは「SD-Video」方式でも使われているそうです。どうもモノラルっぽい。

これだけ見ると、DNT-888Lのほうが高機能なうえ実勢価格が安いわけですから、わざわざ怪しげなJTV-100-F-PJに手を出す理由はなさそうに思えます。
しかし! その代わり、DNT-888Lにはない興味深い機能が2つあるのです!(ざっと見ただけなので、他にもあるかもしんないけど)

1. ストリーミングサーバ機能
英語マニュアルを読むと、RTSP・RTPでの配信ができるっぽい! これは888Lには逆立ちしてもできない芸当です。

2. コピーガード非対応?
商品紹介ページには次のように書かれています。

PCとネットワークがあれば、全部屋でDVDで映画を見られる!!家庭内金曜ロードシ・・・ゲフンゲフン

888Lで同じことをやろうとすると、DVDのコピーガード信号を検出して再生がストップしてしまいます。ということは…?

あとMPEG4なので、MPEG2な888Lよりも狭いネットワーク帯域で使えるのもありがたいかもしれません。無線LAN経由だとか外出先だとかで使いたい場合は、JTV-100-F-PJのが実用的かも。
もっとも「見るだけ」だったら、ただのMPEG4なJTV-100-F-PJよりも、より高画質高圧縮なMPEG4 AVC(H.264)対応のロケーションフリーAmazon)のほうがオススメですが。

ちなみにJTV-100-F-PJは、Linuxとかからでも録画できるかどうかは不明。できそうですが。

mibファイルをダウンロードさせるためのサーバ「mib鯖」、バージョン0.7を公開しました。
一部のツールが吐き出す、お行儀の悪いmibファイルの場合に「Internal Server Error」と表示されてダウンロードできない問題に対応できた...と思います。
バグ報告と問題のmibファイルを送ってくれた方、ありがとうございました!
ダウンロードはこちらから! → mib鯖のページ

えらく間が空いてしまいましたが、叩き売りの「ネットワークキャプチャBOX」DNT-888Lが面白いのつづきです。

前の記事で書いたとおり、
◇デジタル放送非対応(アナログチューナしか積んでない)
◇HD非対応(SDのみ)
◇クライアントソフトがVista非対応(メーカーは対応を断念)
◇コピーコントロール非対応(ロケフリみたくDVDプレイヤー/CS/CATVなどはつなげない)
...と、ネットワークビデオボックスとしてはイマイチ感が否めないカノープスDNT-888Lですが(それゆえ叩き売られたんですが)、この機械のキモは「入力されたアナログの映像&音声信号を、MPEG2に変換してHTTPに乗せるだけ」という極端なシンプルさにあります。
実際、メーカーも発売時のプレスリリースで次のように言っています。

PSPも誉めてあげようよ~

TSUTAYAのサイトで「電撃PlayStation」というゲーム雑誌の編集長がブログを書いてます。
電撃PlayStation編集長のblog ゲームの常識
プレステ専門誌の編集長なのにちゃんと任天堂も誉めてるところがエライと思うのですが、こんな記事がありました。

DSステーションの体験版、100タイトル突破
DSステーションでダウンロードできるゲーム体験版の数が、100タイトルを越えたそうです。すごい。DSステーションが設置されたころ、その発想というか思想はすばらしいと思ったのですが、維持が大変だろうなぁと、ぼんやり考えていました。この 100タイトル到達は、本当にいろんな人の努力の結果だろうと想像します。ぜひぜひ、200タイトルをめざしてがんばっていただきたい。

そういえば僕も先日、「パネルでポンDS」の体験版をダウンロードして遊びました。体験版なので、満足できたかというとあれなのですが、無料で試せるのはやっぱりいいなぁと思いました。(後略)

いや確かにDSの100タイトルはスゴイですよ。でもこの「100タイトル」って、ゲーム店に備え付けの体験機(Touch!Try!DS)で体験できるタイトルの数なんですよね。
「パネポンの体験版をダウンロードして...」とありますが、この100タイトル全部がダウンロードできるわけじゃない。ダウンロードできる体験版(DSダウンロードサービス)の数は、いま見たら6タイトルでした。

てことは! お持ち帰りできるタイトル数で言ったら、PSPの17タイトルのほうが全然多いじゃないですか!
しかもDSの体験版は電源を切ったり他のソフトを起動すると消えちゃいますが、PSPのダウンロード体験版はメモステに保存されるから、電源を切っても他のソフトを起動しても、体験版は消えないのです。案外やるじゃんPSP。

惜しむらくは、設置店の数でしょうか。
◇DSステーション → 1,007店
◇PlayStation Spot(アクセスポイント型) → 84店

ややこしいことにPlayStation Spotには「アクセスポイント型」のほかに「シェアリング型」というのがあって、そっちは1,783店もあるんですが、3タイトルしか配ってない上に、DS同様「電源切ったりすると消える」タイプ。
ま、PSPのダウンロード体験版は、このブログでも幾度も紹介してきたとおり「ゲームショップまで行かなくても、無線LAN環境さえあれば自宅でも学校でも職場でも駅でも空港でもマクドナルドでもダウンロードできる」というのが最大のメリットなので、設置店の数で競うこと自体が意味ないわけですが。

実際、自宅でダウンロードできることを覚えちゃうと、お店にダウンロードしに行くのが面倒で。昨日発売のDS『数陣タイセン』がちょっと気になってるので体験版もらいに行こうかと思ってるんですが、電車に乗らないとDSステーションのある店には行けなくって...。

参考過去記事:
無線LAN環境を持ってないけどPSPでダウンロードするには?(07/3/12)
PSPのネット配信体験版、新たに7タイトル追加 (07/5/24)
PSPダウンロード体験版にセガの6タイトルが追加(07/6/1)
日本未公開のPSP体験版をダウンロードする方法(07/5/1)

Advanced/W-ZERO3[es]

というわけで発表されましたZERO3[es]後継機。
ウィルコム公式
シャープ公式

質感みたいなものは実物を見てみないことには何とも言えませんが、スペック表を見る限りでは、前回書いていた私のニーズにはほぼドンピシャ。
●解像度は800x480のWVGA
●片手でもテンキーで文字入力ができる
●無線LANとPHS両対応
音声通話機能とかカメラとか赤外線とか、いらないモノもいろいろ付いてますが、まあ妥協範囲内。

無線LANが11bだけでなく11g(最大54Mbps)にも対応してるのは嬉しい限り。
PHSのほうの通信速度はW-OAMの4xパケット=最大204kbpsですが、ITmediaの記事には「2007年度中に800Kbpsでの提供を予定するPHS高度化規格W-OAMに対応し」とあるので、高速化を期待していいのかもしれません。 ただ、800kbpsというのは「8x+W-OAM typeG+光回線」のときのスループットなのですが(Wikipediaより)、この新[es]のスペック表では8xに対応していないのが気がかりなところ。単に8xのW-SIMがまだ出てないから、という意味ならいいんですが。仮に4xまでしか対応してないとなると、光で400kbps、ISDNなら256kbpsまでに制限されることになります。

そしてやっぱり悩ましいのがEM-ONE。
ハードウェア的には新[es]のが魅力なんですが、コストパフォーマンスを比べると...。

新[es]EM-ONE
初期費用¥29,800¥39,800
月額費用¥3,950~¥6,700¥5,980
通信速度204kbps3.6Mbps

※新[es]は定額プラン+データ定額。EM-ONEはデータプラン[にねん]。

...イー・モバイル(EM)の圏内だったら、わざわざEM以外を選ぶ理由がないような気さえしてきます。
ウィルコムの月額料金は2段階定額なので幅がありますが、たとえば私の先月の使用パケットは約25万パケットでした。主にiアプリブラウザでの通信です。ウィルコムで25万パケットだと、だいたい¥5,500くらい。EMよりはちょっぴり安いですが、その代わり通信速度が理論値で18分の1。実質でも7倍くらいの開きがあるようです。
(EM-ONE≒1Mbps弱、W-OAM≒160kbpsとして計算。EM-ONEはマシンスペックがボトルネックになっているらしく、実際の回線速度は2Mbpsくらい出るそうです)

というか、いま使ってるFOMAが384kbpsなので、[es]に乗り換えたらその半分になるのか...と思うと、ちょっと複雑な気分。
イー・モバイルが[es]みたいな端末を出してくれるか、ウィルコムがもっとお得な料金プランを出してくれるかすれば、スパッと決断できるのになー。それかbitWarp版の新[es]出ないかなあ...。

HDCP非対応モニタでPS3

HDCP非対応ディスプレイにPS3を接続するアダプタが登場(インプレス AKIBA PC Hotline!)
PS3のHDMI出力を、HDCP非対応のDVI端子対応モニタで表示できるという謎の箱。
PS3以外のHDCP信号も変換されるのか、モニタ以外のデバイス(たとえばキャプチャカード)につないでも使えるのかなど謎は多いですが、これからだんだん解き明かされていくことでしょう。実売価格で23,800円。

ところでこのアダプタ、海外版と国内版では型番が違っていて(PS3-S201 → PS3-S201A)、それが「法的な理由によるもの」だということで議論を呼んでます。その法令というのはブログ「録画人間の末路」によると、どうも著作権法関連ではなくPSE法のようなので、このアダプタの一番の機能が失われたわけではないようですが…?

とはいえ、いくらHDMIといっても、それなりのモニタにつなげばそれなりの画質しか出ませんので、過度な期待は禁物です。グラデーションにマッハバンド出たりしますよ…(実話)。

スマートフォン選び

なかなかヒマがなくて、せっかくのM1000をいじれてません。その間に気になるデバイスが次々と発表されてるので、ちょっとまとめてみることに。
個人的なニーズとしては、だいたい以下のとおりです。基本的には「Webブラウジング&PIM(スケジューラ)端末」が欲しい。

●画面解像度はせめてハーフVGA、できればVGA以上
Webブラウズが主目的なので、QVGAではいくらなんでも狭すぎ。というかQVGAだったら、いま使ってる携帯電話で充分なので。

●無線LANと公衆網の両対応
電車で移動中にも使いたいので、CDMAなりPHSなりのパケット通信はしたい。でも無線LANが使えるところでは、通信が速くて安いほうを使いたい。(ただしHSDPA等の高速通信が定額なら、無線LANはなくても可)

●片手で使いたい
スタイラス(ペン)がないと操作しにくいタイプは、電車の中とか、片手しかあいてないときにけっこう難儀します。M1000はこの点がかなーりキツイ。

●音声通話はいらない
たぶん携帯電話は今後も持ち続けることになるので。モバイルSuicaとかモバイルEdy、便利だし...。

さて、どんな端末があるかと言いますと。

「自宅からでもネット経由でダウンロードできて、メモステに保存できて繰り返し遊べるPSPの体験版」ですが、さらに6タイトルが増えてました。これで合計17タイトル。

『京都大学 阿辻哲次教授監修 財団法人日本漢字能力検定協会協力 漢字トレーナー ポータブル』(セガ)
『視て聴いて脳で感じてクロスワード天国』(セガ)
『ソニーコンピュータサイエンス研究所 茂木健一郎博士監修 脳に快感 アハ体験!』(セガ)
『ソニーコンピュータサイエンス研究所 茂木健一郎博士監修 脳に快感 みんなでアハ体験!』(セガ)
『脳力トレーナー ポータブル 2』(セガ)
『プラネタリウムクリエイター 大平貴之監修 ホームスター ポータブル』(セガ)

6本ともセガのタイトルです。いちいちタイトル名が長いですが、以前CMで見て微妙に心に引っ掛かってた「アハ体験」なんかが試せるのはうれしいかも。

ダウンロード方法は公式サイト参照。今回もダウンロード方法は「PSPから無線LANで直接」だけですので、無線LANルータなんて持ってないよ~という方は過去記事「無線LAN環境を持ってないけどPSPでダウンロードするには?」をご覧あれ。

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