Rubyコードを快適に書ける賢いエディタを追い求めてるのですが、いま使ってるEclipse+RDT(Rubyプラグイン)は、個人的にどうもイマイチ。NetBeansがRubyに対応するというので、試してみます。このFlashデモとか見てみると、けっこう賢そうで楽しみ。
まずはダウンロードからインストール、必要最低限な設定まで行なってみました。
【ダウンロード】
ちょうど連休中に、バージョン6.0のPreview版(Milestone 9)が出たばっかりなので、それをインストールしてみることにします。安定版は5.5ですが、そちらはRubyをサポートしてないので注意。6.0の正式版は今年11月リリース予定だそうです。
ダウンロードページには3つのパッケージがありますが、「Ruby」にチェックが付いてるのは一番大きい「Full」だけなので、ここは頑張って166MBをダウンロードします。インストール時に使わない機能は外せるので、そんなに心配要りません。
(※私の環境は Windows XP Proです。他の環境だと、ここで書いてることと違いがあるかもしれませんので念のため)
【インストール】
JDKはあらかじめインストールしておきましょう。5.0 Update 11(1.5.0_11)以上が必要です。JRE(ランタイム)ではダメです。
インストーラを起動したら、すかさず「Customize...」ボタンを押します。ここで必要な機能だけを選びます。
私は Base IDE・Java IDE・Web and Java EE・Mobility・Ruby だけにしました。Rubyにしか興味のない人は「Web and Java EE」「Mobility」あたりは外しても大丈夫でしょう。「Java IDE」は外しちゃっていいのかはわかりません。後から必要になったら、このインストーラをまた起動すれば、機能を追加インストールできます。
あとはボタンやらチェックボックスやらをポチポチ押してれば、インストールは完了します。
【文字コード】
素の状態では、UTF-8のファイルが文字化けします。(Shift_JISなら大丈夫)
調べてみると、ちゃんとしたサポートが入るのはMilestone 10(M10)予定。それまでは、設定ファイル netbeans.conf に次のオプションを追加すれば、何とかなります。
-J-Dfile.encoding=UTF-8
設定ファイルはプログラムをインストールした場所(C:\Program Files\NetBeans 6.0 M9)の中のetcフォルダにあります。このファイルの「netbeans_default_options=」の項目。既にいくつかのオプションがダブルクォートで囲まれて記述されてますので、そこに追加しましょう。
(何も考えずに行末に追加すると、ダブルクォートの外になってしまうので注意)
これやると、逆にShift_JISのファイルが化けるようになります。M10以降は(たぶん)プロジェクト単位で文字コードが設定できるようになるようです。
さて、デフォルトフォントが著しくイマイチなので(漢字が中国語フォントっぽい)、次回はこの設定にチャレンジです。はたしてRubyのコードを書ける日は来るのか!?