PSP 2.00ブラウザ感想

今までのワイプやダービーや天地といったゲームに搭載されてたブラウザ（以下「ゲームブラウザ」と呼称）と比べても格段にいいです。別物。ていうかゲームブラウザはNetFrontじゃなかったし。

まず明らかに違うのがフォント。本体内蔵のフォント（新ゴ？）を可変サイズのアンチエイリアスで表示してるので、ぱっと見 Mac OS X の Safari のような美しさがあります。液晶がいいためか、かなり級数小さくても可読性あるのには驚きです。

ブラウザとしては、NetFrontだけあって、Flashこそ載ってないものの、再現性には驚かされます。画像をふんだんに使ってるページではレンダリングが重かったり、「メモリ不足」エラーになってしまいますが、今のところゲームブラウザみたく「唐突にハングする」といった現象には出くわしてません。

ゲームブラウザではイベント処理が変だったのが、本体ブラウザでは正しく動きます。たとえばよくあるロールオーバー処理、ゲームブラウザでは onMouseOverイベントが解釈できてませんでしたが、本体ブラウザでは問題なく動作します。（ただ見た感じではプリロードが失敗してるっぽい？）

PC向けに作ったサイトは、横480ピクセルのPSPでははみだしてしまって横スクロールが発生しますが、本体ブラウザでは「ジャストフィット」「スマートフィット」という（さいきん携帯電話で流行りの）レイアウト調整機能を持っています。ジャストフィットは画像を縮小することで横480におさめ、スマートフィットはテーブルをバラすことで横480におさめるみたい。

表示してるページ中の任意の画像を、メモステの「フォト」フォルダに保存することができます。しかも画像を本体メニュー（クロスメディアバーだっけ？）の背景（壁紙）として設定可能。メニューが見づらくなるので明るい画像は適しませんが、PSPのパーソナル感が増すのは単純にうれしい。
音楽や動画ファイルもダウンロードできるみたいです。

あとゲームブラウザだと、しばらく通信してないと接続が切断されて、ブラウザを再起動しないと再接続できなかったりしますが、本体ブラウザではそんなことはありません。

というわけで、ファームを2.00に上げても構わないという人は、ゲームブラウザを使い続ける理由はないといっていいでしょう。特に1.51以降の人は、どうせメモステ起動できないんだし。（2.00に上げたあとに、1.51でもメモステ起動できるようになっちゃったらゴメンね）

1.00や1.50といったメモステ起動できるPSPを持ってる人で、今後もバージョンを上げたくないという人のために、当面 httPSP:beyond は運営を続けます。（PC版は終了するかも）
が、今後発売されるゲームにゲームブラウザが搭載されてたとしても、httPSP としては対応はしないかもしれません。（だって今後出るゲームはファーム2.00以降じゃないと起動しないようになってるはずだし。2.00に上げるんだったら本体ブラウザ使うべし）

どのみち1.00や1.50のままだと今後発売されるUMDゲームで遊べなくなるので、メモステ起動派は、白いPSP（たぶん2.00でしょう）でももう1台買うのがいいかもしれないです。ウイイレ出るし。

「福福の島」も微妙に気になるんですよね。「どうぶつの森」のパクリ？とか思ったんですが、作ってるのがムームーだと聞いて俄然興味が湧いてきました。PS2の「くまうた」面白かったなー。宇宙クマ（この段階で既に意味不明）が演歌の大御所であるプレイヤー（そうだったのか）のもとに弟子入りしてくんの。で、クマがAIで自分で演歌作詞するから、師匠であるプレイヤーは推敲してやるのね。で、曲が完成するとクマが（つまりAIが）勝手にそれっぽい曲つけて、合成音声で演歌を歌うというバカゲー。さすがムームーって感心しきりでしたよ。

何の話だっけ、そうそうブラウザ。メモステ起動にこだわらない方は、バージョンアップしちゃってもいいと思いますよ。メモステからH.264(MPEG4 AVC)の動画再生できるようになったし。